i-signal事業

アンケート結果

全国の高齢者、視覚障がい者の方々を対象にi-signal設置・普及に向けてのアンケートを下記の要項で実施させていただきました。今回、その結果を報告させていただきます。

歩行者補助信号機「i-signal」の設置に関するアンケート

◎アンケート回答数 294人 (返信率 21.7%)

【性  別】 男性 172/女性 112(未回答10)
【年  齢】 10~50代 238/高齢者60代~80代 51(未回答5)
【視覚障がい】 ある 182/ない 107(未回答5)
【視覚の不自由さ】 ある 189/なし 96(未回答9)
【外出頻度】 ほぼ毎日 238/時々 45/ほぼなし 4(未回答7)

◎実施期間 平成21年11月~平成22年2月
◎対象施設 社会福祉法人日本盲人会連合に加盟している全国の団体、盲学校、点字図書館、老人ホーム、社会福祉協議会

※総務省(平成22年3月31日)市町村数の推移(1,728町村)、タウンページ(職業別電話帳)データベースに登録のある施設等の合計約67,000施設より任意にて抜粋

質問1 現在の交通環境で安心して外出は出来ますか?

視覚障がいのない方(107人)を除くと『問題あり』は85%、また高齢者(60歳以上51人)の方のみなら『問題あり』88%と、さらに高い数値を示した

質問2 現在の交通環境にて事故発生比率が高い信号交差点の横断を安心して行えますか?

視覚障がいのない方(107人)を除くと『問題あり』は90%、また高齢者(60歳以上51人)の方のみなら『問題あり』92%と、さらに高い数値を示した

質問3 現在の歩行者信号機の視認性や誘導音は満足出来ますか?

視覚障がいのない方(107人)を除くと『不満あり』は83%、また高齢者(60歳以上51人)の方のみなら『不満あり』84%と、さらに高い数値を示した

質問4 歩行者信号機の問題点を「i-signal」なら改善や補助の期待が出来ますか?

視覚障がいのない方(107人)を除くと『「非常に」期待できる』との回答では4%増えて26%に、高齢者(60歳以上51人)の方のみなら10%増えて32%という結果となった

質問5 「i-signal」の設置により信号交差点の安全性が向上すると思いますか?

視覚障がいのない方(107人)を除くと『「非常に」向上する』との回答では3%増えて23%に、高齢者(60歳以上51人)の方のみなら4%増えて24%という結果となった

質問6 「i-signal」の普及を期待しますか?

視覚障がいのない方(107人)を除くと『「非常に」期待する』との回答では9%増えて45%に、高齢者(60歳以上51人)の方のみなら11%増えて47%と、いずれもほぼ半数近い結果となった

質問7 どのような場所への設置が有効性が高いと思いますか?

その他「信号機が見えにくい交差点」「公共交通施設と主要施設の途中経過の交差点」の選択肢においても50%を超える結果となった(質問7は複数回答可)

~みなさまの声~ 自由回答より抜粋

  • 高さが低いのが良い。現在の様な高い位置の必要はない。
  • 安心して道を渡れます。普及に期待します。
  • LEDの光は見えやすい。
  • 目線と同じ高さにあるので見やすく、見つけやすいと思った。
  • 交差点名と行き先が点字で表示されているところにも新しさを感じる。
  • 夜になると誘導音が消されるので大変危険な思いをしている。その点の解消に役立つのでは。
  • 対岸の信号が見えないのでいつも困っています。これが普及するとスムーズに渡れるようになってとても助かります。
  • 信号機がわかりにくいためにとても不安です。家族や友人に今は赤なのか、青なのかなどを確認しています。ひとりで外出する時には周辺の情報から車が来ているのか、来ていないのかを察して交差点を横断したりしています。時々信号が赤の時に横断してしまい非常に怖い思いをすることがあるのでi-signalが設置されれば安心して信号を横断できるとおもいます。