当社は平成12年に会社を創業し、平成15年には愛知県大府市において製造業を開始して以来、平成17年および18年に積極的な設備投資を行い、ゴム混練りライン、配合設備、種々の試験設備等を新たに拡充し、本格的にゴム混練業界に進出しました。このゴム混練り設備類は、自動運転条件下によるPC制御により、一定の優れた品質の製品を継続して製造する事が可能な生産ラインであります。また、同時に全ての製造実績がネットワーク上で自動記録され、高いトレーサビリティで品質保証できる量産型のゴムコンパウンドの生産システムであります。当社の目指すゴムコンパウンドの製造コンセプトは安定した高い品質、小ロット対応、短納期と価格競争力であり、現在に至るまで一貫してお客様本意の製造に努力邁進して参りました。
平成22年12月に中国浙江省湖州市において艾恩比橡塑科技(湖州)有限公司を設立致しました。ゴム混練事業に対しての中国の厳しい環境規制をクリアして、丸石化学品株式会社様の資本参加受けて平成25年1月よりゴムコンパウンドの生産を開始しました。当社本社工場と同型の日本製ゴム混練設備の導入によりゴムコンパウンドの開発期間の短縮が可能となり、日本国内で培った生産データの蓄積と技術ノウハウの活用により日本品質のゴムコンパウンドの量産化が中国においても実現しました。中国市場におきましても、今後も積極的な設備投資を行い、中国マーケットの需要にお応えできるよう体制を整えて参ります。
一方、日本国内においては平成26年12月にダイソー株式会社(現社名:株式会社大阪ソーダ)様の資本参加を受け、今後特殊ゴムコンパウンドの分野にも注力して参ります。
平成30年3月には、同じく大府市内の新工場へ移転に伴い、ライン新設によりカラーコンパウンドの製造が可能となると同時に生産量増強しました。また、自動倉庫を新たに設置したことにより、原材料、仕掛品、薬品の管理が日々の生産計画とネットワーク上で繋がり、より強固な管理体制を構築できました。
株式会社INBプランニングは、創業時のベンチャースピリットを維持しつつ、積極的に社会や産業の発展に貢献していきたいと考えています。一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
株式会社INBプランニング
代表取締役 稲葉 芳久